東京穀物商品取引所1階「とうこくホール」(中央区日本橋蛎殻町1)で10月29日と11月5日、落語会「CHUO-THE-VARITY『東穀寄席』」が行われる。
かつて同地域に存在した、1867年創設の寄席「人形町末廣」。1968(昭和43)年に惜しまれつつ閉館したが、1978(昭和53)年、地元旦那衆により不定期の若手落語家勉強会として「人形町寄席」が復活、1992年からは東京穀物商品取引所が「東穀寄席」として年数回開催してきた。しかし、景気の悪化から同社が今年度以降の開催中止を判断したため、地元・人形町商店街有志が「東穀寄席の会」を立ち上げ、運営を引き継いだ。
同会による開催は、今年4月に続き2回目。今回は、中央区の支援を受け、10月1日から始まる「第58回中央区観光商業まつり」の一環となるイベント「CHUO-THE-BARIETY」として開催する。
出演者は、10月29日=瀧川鯉橋、古今亭菊六、三遊亭兼好、桂平治、橘家蔵之助、11月5日=立川生志、春雨や雷蔵、立川ぜん馬、三遊亭小歌、橘家圓蔵。
18時開演。無料。定員は各回約250人。人形町商店街協同組合(TEL 03-3666-9064)への電話による申し込み制(先着順、10月初旬より受け付け開始)。