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日本橋室町で東日本大震災支援「復興マルシェ」―公演中の海老蔵さんも応援

日本橋三井ホールでの公演の合間に、応援に訪れた海老蔵さん。

日本橋三井ホールでの公演の合間に、応援に訪れた海老蔵さん。

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 コレド室町1・2・3地下に隣接する歩道「江戸さくら通り」地下通路で10月22日、「日本橋室町復興マルシェ2014」が行われた。主催は三井不動産(中央区日本橋室町2、TEL03-3246-3155)。

地域復興マッチング「結の場」プロジェクトの一環として行われた「日本橋室町復興マルシェ」

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 被災地企業が抱える経営課題解決を支援する、復興庁の「地域復興マッチング『結の場』」プロジェクト」の一環として行われた同イベント、福島や宮城の酒や水産加工品を扱う団体などが参加し特産品を販売した。

 会場には 日本橋三井ホールで「JAPAN THEATER日本橋」を公演中の市川海老蔵さんが応援に駆け付けた。元来、代々の市川團十郎丈と日本橋にはゆかりがあり、2005年沿道に桜の苗が植えられたことから命名された「江戸桜通り」の石碑の文字は12代目市川團十郎氏の筆によるもの。また、2011年に架橋100周年を迎えた際には、4代目坂田藤十郎丈ととも12代目が日本橋南詰の「双十郎河岸」と命名された記念碑に名前を刻み橋上を練り歩くなど、日本橋の街に特別な想があるという。

 震災後、陸前高田や気仙沼などの被災地を訪れ、今年の「市川海老蔵古典への誘い(いざない)公演」では、連獅子をつとめるとともに東北の三公演(宮城県、岩手県、福島県)で、東日本大震災への鎮魂と復興を願っての献華(けんげ)をしたという海老蔵さん、今回、日本橋から東北の被災企業を支援するという同マルシェの開催に賛同し、応援訪問が決定したという。

 「被災地にも何度か足を運んだが、復興はまだまだこれから。震災の記憶を風化させてはいけない」と海老蔵さん。「継続して支援していくことが大切」とも。

 会場には被災地から石巻元気復興センター、阿部長商店、八葉水産、 ビックメイツ、宮城ふるさとプラザなどが参加し東北の味覚を日本橋に届け、近隣に勤めるサラリーマン・OLや買い物客でにぎわった。

 「同マルシェ」は今後定期的に開催を予定。会場となった同地下通路は道路交通法上は区道の扱いで、首都圏震災時の備蓄・避難スペースともなっておりイベント会場としての利用は今回が初めて。交通アクセスもよく人通りの多いフリースペースとして今後の活用が期待される。

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