プレスリリース

江戸城にあった 『 練塀~ねりべい~』の内部構造最後の見学会!  みんなの力で、貴重な文化財『練塀』を守り伝えて行こう!   【港区・廣度院】「東京文化財ウィーク2024」特別公開

リリース発行企業:廣度院練塀保存委員会

情報提供:




【 三縁山 廣度院 大本山増上寺(三縁山廣度院増上寺)山内寺院】
明和4年(1393年)貝塚(江戸城付近)で、前身の光明寺(真言宗)から増上寺(浄土宗)として開基された時、別に一院が建てられ、旧本尊(不動尊)を奉安した増上寺山内寺院。開山酉譽聖聰【ゆうよしょうそう】上人の隠棲の寺となりました。
芝の地に増上寺が移された時、廣度院は、不動尊とともに三解脱門(重要文化財)の最前に移され、徳川家康の四男【性高院殿】が徳川家の菩提所(香華院)として初めて増上寺に埋葬された時には、廣度院に位牌が納められました。



芝増上寺山内常照院所蔵(明治34年)増上寺境内一帯に『練塀』がありました。


【練塀(ねりべい)】
廣度院では、近年行われた1998年12月の『練塀』の解体調査から二度目となる解体調査を、2023年5月に行いました。
今回の菅澤茂先生(工学院大学客員研究員)による『練塀』解体調査により、内部構造が『信長塀』の構造と近似していながら、重要文化財資料『江戸城造営関係資料集(甲良家伝来)』東京都立中央図書館所蔵にある江戸城の『練塀』と同じ内部構造を有していることを発見しました。
2025年に修復作業を再開し、内部構造見学の機会の最後です。
この伝統工法の土塀である『練塀』の内部構造を、唯一現存、確認できる存在として、同資料集に記された「増上寺三門左右練塀」の存在を証明検証していく貴重な文化財です。『練塀』の調査保存修復に多大な費用がかかり、皆さまのお力を必要としています。江戸城や増上寺山内の歴史に感謝しながら、文化財への正しい理解と普及に貢献していきます。
neribei.com 廣度院・公式情報サイト

■ 「東京文化財ウィーク」廣度院スケジュール
1.廣度院練塀内部特別公開(毎日公開)無料   2.練塀造営体験(10/27,11/3(日)13:00~15:00)無料


「練塀(ねりべい)を造営しよう!」
(各回定員10組)
解説:菅澤茂先生 廣度院副住職
施工:株式会社あじま佐官工芸
   アスカ工業株式会社
協力:松井建設株式会社








スサを入れない練土と瓦を押し固め、5段のアーチ状の土面の層を形成し、その上に瓦が壁面まで渡してあります。これが徳川家特有の『練塀』を構成していました。隣地接続ビル解体時には倒壊すると懸念され始まった保存調査修復活動。しかし『練塀』の実際は、江戸幕府棟梁の知恵と経験で、頑丈な土塀を造営していました。
都心のオフィス街にある、伝統工法の土塀『練塀』。建造物でもあり、遺跡でもあり、遺構でもあり。



『江戸城造営関係資料集』(重要文化財)に記された江戸城・増上寺三門左右そして廣度院の『練塀』。これを解き明かしてくださった菅澤茂先生監修で、自分の手で「練塀」を!

期間中、無料で公開している内部構造を見学!
そして、大人も子どもも造営体験をしましょう!

応募フォーム:
https://forms.gle/8BWrak1tN8C99H3e8

3.文化財講座 無料






無料講座・散策会、計5回以上参加の方へ川瀬巴水「雪の増上寺」印鑑マットを進呈いたします。
応募フォーム:https://forms.gle/8BWrak1tN8C99H3e8

4.港区の歴史を感じて「練塀」を知る、散策会 無料


江戸時代「練塀」は、寺社仏閣・武家屋敷、さまざまに、江戸のまちに存在していました。
「練塀」を一生懸命応援してくださるボランティアさんを見て、歴史深いまちを歩いている中で、「練塀」を知ってもらいましょうと、手を差し伸べてくださった近藤圭二さん。豊富なガイド経験から、近藤さんオリジナルの芝公園エリアの歴史散策を企画されました。



今回は副住職の、増上寺参拝と練塀散策、増上寺山内と練塀散策も実施し、3コースをご案内します。
無料講座・散策会、計5回以上参加の方に、川瀬巴水「雪の増上寺」印鑑マットを進呈いたします。








無料講座・散策会、計5回以上参加の方に、川瀬巴水「雪の増上寺」印鑑マットを進呈いたします。
応募フォーム:https://forms.gle/8BWrak1tN8C99H3e8

5.期間中、「みんなで、ねりべい博士になろう!」スタンプラリーを開催します!


増上寺大門左右から三解脱門左右まで、「練塀」の参道がありました。
この参道にあるお店のご協力を頂いて、「練塀」クイズ・スタンプラリーを開催!
廣度院会場・サテライト会場にてスタンプを制覇した方には、記念の絵葉書を進呈いたします。

講演・講座各種参加5回以上制覇した方には、川瀬巴水「雪の増上寺」印鑑マットを進呈いたします。





6.甘酒専門店「こめどりーみんぐ」厳選グッズ特別販売


東京都港区大門・浜松町で展開をする、甘酒やお米にまつわる商品を中心とした小売店併設のカフェ「こめどりーみんぐ」が出店。甘酒を中心としながら、麹調味料や甘酒入りのプロテイン、さらにお米のアクセサリーなど多数販売しています。今回は売上の一部を練塀の保全・調査費に寄付される廣度院とのコラボ甘酒を販売します。さらに、サテライト会場である店頭と廣度院等でスタンプを集めると絵はがきをプレゼントいたします!



7.御朱印・御守り・瓦寄進







〔御朱印〕 
廣度院開山以来、初めて御朱印を皆様にお授けいたします。
江戸城・増上寺の「練塀」内部構造を廣度院で唯一確認できた記念になります。
江戸時代から受け継がれ、幾多の災害をくぐり抜けてきた「練塀」の不動のご利益と、
開山上人念持の「流行り病・厄除け」の不動尊のご利益とを持って、廣度院ご参拝のご縁を結んで頂ければと存じます。

〔御守り〕
廣度院開山以来、初めて御守りを皆様にお授けいたします。
「練塀」が無事頑丈であったことから、「安穏無事」のご利益が宿っており、日々の暮らしにおいて平穏と安心をもたらす力を込めています。困難や災いを遠ざけ、日常の中に平安と安定を感じられることを意味します。お手元にお持ちいただくことで、大切な方の無事やご自身の安寧を願う象徴となることでしょう。

〔瓦寄進〕
2025年より、「廣度院練塀」の修繕工事が再開します。修復にあたり、練塀内部に納まっていた欠け瓦が出土しています。
この瓦に皆様の想いを込めまして、練塀内部に納め直します。
この特別な寄進を通じて、欠け瓦に新たな命を吹き込み、未来へと伝統を繋ぐお手伝いをいただける寄進者を募集します。 
8.人力車による周辺案内


京みなと人力車 田中屋が、廣度院の練塀に準えた東京タワー周辺の歴史文化をご案内いたします!

歴史のあるスポットではご説明を交えながら、お持ちのスマートフォンやカメラで、絶景フォトスポットでの写真もお撮りします。








申し込みはこちら

東京みなと人力車 田中屋
(お問合せ・お申込み)
 TEL070-5343-3296



■ 廣度院と廣度院練塀とは
廣度院(こうどいん)は、酉譽聖聰上人が増上寺を開山したときに別に一院を建てました。旧本尊の不動尊が奉安された酉譽上人隠棲の寺院です。増上寺が芝の地に移転時、三解脱門正面の角に聖聰上人の不動尊とともに移転しました。練塀は表門のある 大門通正面(南面)左から御成道(西面)の増上寺参道の要所に廻り、江戸時代に増上寺境内一帯に存在していた往時の姿で残しています。重要文化財資料『江戸城造営関係資料(甲良家伝来)・塗師方壁方瓦方当時時并本途内訳』にある、江戸城「西丸吹上」図版と構造工法が一致し、山内独 自の貴重な練塀遺構であることが解明されました。大門~三解脱門、御成門~台徳院殿惣門に至る増上寺境内の街路景観を、江戸時代から今に伝え、同著における増上寺「三門左右練塀」の存在証明に役立っています。

練塀は防壁として、徳川家菩提寺の意匠として、景観として、境内伽藍の大きな部分を占めていました。浮世絵や、江戸名所図会などにも描かれ、江戸の人々を見守り、親しまれてきました。廣度院練塀は、江戸時代、大門左右から三解脱門左右に至るまでの長い参道、増上寺境内各所に多用されていた土塀で、現存する唯一の内部構造までを確認できる存在となっています。
また、江戸城以外にも、江戸の武家屋敷寺社仏閣に到るまで、多用されていた塀であることは、浮世絵から読み解くことができます。
URL:https://neribei.com/

■ 保存会メンバー募集

国登録有形文化財(建造物)の廣度院表門及び練塀の保存・活用活動には皆様のお力添えが欠かせません。 歴史ある文化財の保存活動に携わって下さる仲間を募集しています!
廣度院練塀保存委員会公式LINEアカウント:







https://lin.ee/9U1UjEi

<お問い合わせ>

廣度院練塀保存委員会事務局
〒105-0001 東京都港区芝公園1-8-16
担当:松本
E-mail:info@neribei.com
詳しい内容はhttps://neribei.com/

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