日本橋大伝馬町のモロッコカフェ「DALIA(ダリア)食堂」(中央区日本橋大伝馬町2 TEL 03-3662-3021)で現在、黒田真琴さんの「旅する帽子展」が開かれている。主催は葉山で帽子と写真のアトリエを運営する「パハロ」(神奈川県三浦郡葉山町)。
十数年前モロッコで出会い、意気投合したというダリアの志帆さんと黒田さん
15年前、自分で気に入った帽子がなく自作したところ評判となって帽子の制作を始めたという写真家の黒田さん。同カフェ店主の高森志帆さんとは十数年前にモロッコで出会い意気投合したという。帰国後、黒田さんは葉山で帽子と写真のアトリエ「パハロ」を運営し、志帆さんはモロッコカフェ店主となった。現在も交流は続き、同店での「帽子展」は今回が3回目という。
店内には黒田さんの新作帽子約30点が並び、同時にモロッコやバスク地方、スペインの巡礼地などで撮影した写真作品やポストカードも展示販売する。「素材は和紙や麻、植物の繊維。アクセサリーもモロッコで仕入れたビーズや花飾りなどを使い、帽子の形も素材に合わせて工夫している」と黒田さん。「一つとして同じものはないので、ぜひお気に入りの帽子を見つけて、初夏の散歩を楽しんでほしい」と話す。
DALIA食堂では期間中、特別メニューとして黒田さんの作品にちなみバスク地方の郷土料理「鶏煮込み」(1,000円)やチュニジアのスナック「ブリック」(600円)、「モヒート」(600円)、「パハロのワイン」(500円)などを用意する。
営業時間は12時~22時(6月7日は休業)。黒田さんは14時以降在廊。今月12日まで。