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日本橋で夭逝の画家、櫻井りえこさん追悼合同展 「猫テーマ」で22作家競作

独特のタッチで描く少女像など、独自の世界観は国内外で評価を得て、若手作家として注目を浴びていた

独特のタッチで描く少女像など、独自の世界観は国内外で評価を得て、若手作家として注目を浴びていた

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 日本橋大伝馬町の「みうらじろうギャラリー」(中央区日本橋大伝馬町、TEL 03-6661-7687)で現在、夭逝(ようせい)の画家、櫻井りえこさんをしのぶ追悼合同展「nekoneko Rieko」が開かれている。

櫻井さんの作品のほかドローイングノートやスケッチブックも展示

 櫻井さんは1999年名古屋芸術大卒業後、水戸桜ノ牧高校などで非常勤講師を務める傍ら、制作を続けていた。独特のタッチで描く少女像など、独自の世界観は国内外の展覧会で高い評価を得て、気鋭の若手画家として注目を浴びていた。2013年に乳がんで余命1年の宣告を受けた後も絵を描き続け、昨年7月に38歳の若さで亡くなる直前まで創作活動に取り組んでいたという。

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 猫4匹に囲まれて創作を続けていた無類の猫好きの櫻井さんをしのんで、友人で画家の木村了子さんと高木智広さんが中心となり、画家仲間に声を掛け、猫をテーマにした追悼合同展を企画した。会場には参加アーティスト22人による39点の「猫作品」に加えて、櫻井さんの作品や制作途中の作品、ドローイングノート、スケッチブックも展示。残された時間を惜しみ、力を振り絞って創作を続けていた櫻井さんの様子がうかがわれる。

 「追悼展といっても重い雰囲気でなく、かつて櫻井さんと一緒に過ごした時そのままに、彼女を皆の猫でワイワイ囲むような楽しい展覧会を目指した」と木村さん。「作家同士の友情は、互いに尊敬し合う作品を通してつながっている。櫻井りえこ作品と共に、彼女の作品や人柄に引かれて集った美術家たちが、それぞれの解釈で制作した猫作品の数々を、多くの方に見てほしい」と話す。

 今回の作品の売り上げの一部は、櫻井さんが生前行っていた野良猫救済ボランティアに寄贈するという。

 営業時間は12時~19時。月曜・火曜定休。今月12日まで。

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