日本橋エリアで7月8日、江戸の涼を体感するイベント「ECO EDO日本橋2016~五感で楽しむ、江戸の涼~」が始まった。
福徳神社参道の仲通では、金魚柄の「金魚大提灯」などちょうちん約100個を飾る
冷房が無かった江戸時代、打ち水や川辺での夕涼み、浴衣や風鈴、金魚など楽しみながら暑さを忘れ、涼をとった江戸の人々の暮らしを現代風にアレンジした同企画。9回目を迎える今年は、江戸庶民の間で大ブームとなった「金魚」を前面に押し出し、日本橋全域で楽しめる過去最多のイベントやサービスを展開する。
期間中、福徳神社の参道の仲通沿いに金魚柄の「金魚大提灯」などちょうちん約100個を飾り、金魚街道を演出するほか、江戸の金魚売りを移動式屋台で再現。街を回遊してもらうため、ホテルや百貨店、アンテナショップ58店で金魚をモチーフにした期間限定スイーツを提供する「金魚スイーツさんぽ」や日本橋・人形町・東京駅各所を無料で運行する「金魚トロリーバス」、道案内やイベント関連のお得情報、SNSシェアなど街歩きをサポートする無料のスマホアプリ「ECO EDO 日本橋金魚ナビ」を配信する。
連携イベント「アートアクアリウム2016~江戸・金魚の涼~」は今年で10周年を迎え、「江戸の花街」をコンセプトに「金魚小路(きんぎょこみち)」「水戯の舞台(すいぎのぶたい)」「江戸切子の間(えどきりこのま)」「ビョウブリウムとアクアリウムバー」で構成された4つの空間で金魚8000匹が非日常の「涼」空間を演出。そのほか、恒例となった金魚明かりのナイトクルーズ「納涼金魚ちょうちん船」や金魚すくいの腕を競う「日本橋金魚すくいグランプリ」、浴衣の着付け・レンタルサービス「ゆかたステーション」、和の文化体験・ツアーなども実施する。
9月25日まで。