江戸東京再発見コンソーシアムは来年1月18日から、完成したばかりの「日本橋かるた」にちなんだツアー「日本橋かるためぐり」を開催する。
江戸東京再発見コンソーシアムは、NPO法人東京中央ネットを代表団体とし、日本橋かいわいの企業・団体・学校が集まった地域活性化事業プロジェクト。今回のツアーは、日本橋の「歴史・名所旧跡・文化・偉人」などをテーマにして「日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会」が制作した日本橋かるたに基づき、ガイドの案内とともにかるたの句にちなんだ名所旧跡などを徒歩で巡る。モニターコースとして、無料(保険料100円が必要)で開催する。
ツアーは「その壱」「その弐」の2コースを用意。「その壱」は、1月20日・27日、2月3日に開催。日本橋三井タワーをスタートし、日本橋室町、本町、本石町、日本橋、八重洲など、かるたの31句にちなんだ場所を巡りながら東京駅八重洲口に至るコース。「その弐」は1月18日・25日、2月1日に開催。ロイヤルパークホテルから、日本橋蛎殻町、甘酒横丁、浜町、大伝馬町、人形町など、同じくかるたの16句にちなんだ場所を訪ねながら水天宮を目指す。所要時間はいずれも3時間を予定。9時30分にスタートし、12時30分ごろ解散する。
「これまでも都心の名所旧跡などを巡るツアーを企画してきたが、日本橋は参加者の人気が最も高いエリア。よく知られた名所や老舗店舗が狭い範囲にこれだけ凝縮されている地域は東京の中でも他になく、大変充実したツアー」と話すのは、同コンソーシアムで街めぐり・舟めぐり事業を担当する建設技術研究所 国土文化研究所の宮加奈子さん。
同コンソーシアムでは今回のツアーのほかにも、昨年6月から中央区、千代田区、港区の都心3区の隠れた名所旧跡を巡る徒歩でのツアーを継続的に実施している。「通勤や通学だと点と点の移動になってしまいがち。自分たちが暮らす東京の街を歴史の線でつなぎながら、歴史文化が集積した場所として東京の街をじっくり見る機会は案外少ないもの」と宮さん。近隣に住んでいる人がツアーに参加し、「近所にこんな場所があるんだ」と驚くこともしばしばという。「今回のツアーで、東京にもこんな場所があるんだ、ということを再発見するきっかけにしてもらえれば」と期待を寄せる。
定員は各回先着15人。申し込みは電話(TEL 03-3668-0700)または同コンソーシアムのサイトで受け付ける。