発達障害がテーマのトークイベント「私らしく生きる選択肢~発達凸凹を力に変える」が1月12日、扇子店「伊場仙」(中央区日本橋小舟町4)7階で開催される。主催はADHD交流会(港区)。
日本橋初開催となる同イベント。会場には当事者や保護者、支援者が集まりADHD・ASD・LDなどの発達障害を個人の違い(凸凹)と捉え、その特性を生かしながら自分らしく生きる選択肢について語り合う。
当日は、同交流会代表で臨床心理士・公認心理師の南和行さんが司会を務め、元女優でヒプノセラピストの宮崎ますみさんと宮崎さんの次男で発達障害を持つ照土(あきと)さんが登壇するほか、障害を持ちながら自分のペースで好きな仕事を続ける横田親(よこたいたる)さんと西原三葉さんによる体験談、臨床心理士の中島美鈴さんによるビデオ出演も予定する。
宮崎さんは「照土はもともと同じ発達障害を持つ人たちと交流して、啓発活動をしていきたいという思いを持っている。 彼のビジョンは、もっと自分自身も発達障害について学び、何か映像として作品を作っていくこと。 そんな彼の望みを自分も手伝っていけたら。まだまだ発達障害の人たちが生きにくい社会。そんな自身の個性とどのように付き合っていけばいいのか、私も学び続けたい」と話す。
南さんは「今回のイベントは宮崎さんとのご縁から生まれた。3人でリモート会議を行い、『自尊心』『自分らしく生きる』『生きるモチベーション』『発達凸凹』『家族としての思い』『周りの理解』をキーワードに照土さんが年末年始に一時帰国するタイミングで開催することを決めた」と話す。
「登壇者は特性と向き合い、それを生かして生きる選択をした自身の経験や葛藤をシェアする。保護者や支援者の立場からも『自分らしく生きる』当事者をどのように支えるかについても議論する」と南さん。「参加者の質問に答える時間も設け、実りある交流の場にしたい。オンライン版も用意するので、より多くの方に参加いただけたら」と呼びかける。
開催時間は13時~16時45分。参加費2,000円。申し込みはPeatixで受け付ける。