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三越前で建築イベント 変容するアート空間で衣食住音美が交差

「KEIRO」会場外観

「KEIRO」会場外観

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 「日本橋室町162 ビル」(中央区日本橋1)で3月20日、アートイベント「KEIRO ─衣食住音美、ハレとケの交差点─」が始まった。

建築コレクティブ集団が期間限定開催

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 主催の「ライフ建築集団SAMPO Inc.」(山梨県韮崎市)は、軽トラック搭載サイズのモバイルハウス「MoC (mobile cell)」「SAMPO Playhouse」(北区)、「ろじ屋」(世田谷区)、企業とのシェアハウスプロジェクトやコマーシャルイベントなど、建築の枠を超えた活動を続けている。

 期間中、会場を「Analog Punk」「Primitive Nature」「The Art of Living」「Unknown World」の4テーマに沿って展示を行う。展示替えをするたび、空間演出も参加クリエーターも一新し、来場者が「生きた建築」を体験できるよう工夫する。

 会場内は「表間」「座間」「奥間」の3領域に分割。通りに面した「表間」では、展示中も変容を続ける高さ6メートルの「コミュニティ・ショーウィンドウ」を展開。中央の「座間」は、衣・食・住・音楽・アートを五感で楽しむ展示スペースで、展示販売、ワークショップを行う傍らで、休憩しくつろぐ空間でもあるという。会場の最深部の「奥間」では、唐破風(からはふ)の破風屋根が付けられたパーティションの奥で、クリエーターがリアルタイムで作品制作を行う。

 「SAMPO」メンバーの根田陽生さんは「『KEIRO』では、「ハレ」と「ケ」が交差する場所をつくる。『ケ』とは商いや祝祭に対しての日々の暮らしであり、『家(ケ)』の意味も持つ」と話す。「この場所で、作品やアーティストとの交流を楽しんだり、家のようにくつろいだり自由に過ごしてほしい」とも

 「Analog Punk」展示は4月6日まで。4月9日~4月27日は「Primitive Nature」、4月30日~6月8日は「The Art of Living」、6月11日~6月29日は「Unknown World」とテーマを変えて展示替えを行う。

 開催時間は、平日=11時30分~17時30分、土曜・日曜・祝日=11時~21時。月曜・火曜休館。展示替えの場合時間変更・臨時休館あり。6月29日まで。

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