JR東京駅八重洲南口に5月13日、「音楽と食」をテーマにしたカフェ&バー「got music? (ガット ミュージック?)」(TEL 03-3214-1520)がオープンした。運営はビックイーツ(港区)。
「got music?」は1階がテークアウト専門カフェ、2階がジャズバー
同店は、2013年完成予定のグラントウキョウノースタワーとサウスタワーをつなぐ歩行者用デッキ「グランルーフ」にオープンした最初の店。「音楽と食を通じた新しいステーション・ライフスタイルの提案」をコンセプトに、1階にテークアウト専門のカフェ&デリ、2階にミュージックチャージなしでジャズの生演奏などが楽しめるバーを展開する。
店舗面積は、1階=約25平方メートル、2階=約45平方メートルで、バーの席数は33席。周辺のオフィスワーカーをメーンターゲットに、東京駅利用者にも照準を合わせる。「駅直結という便利な立地を生かすとともに、情報発信拠点として東京駅から新しい暮らしの提案をしていきたい」と広報を担当する鉄道会館(中央区八重洲2)の田中靜良さん。
1階のカフェで取り扱う「WEAVER'S COFFEE(ウェーバーズコーヒー)」はサンフランシスコ発日本初上陸。コーヒー(280円)をはじめとしたドリンク類や、ニューヨーク風にタイ米を使った「トルティーヤ」(580円)、「クレープ」(450円~)などのフードメニューを提供する。「フードはパン生地やドーナツも全てハンドメード。スタイリッシュに見える中にも人の手が加わった温かさを感じてほしい」と鳥居由起子副店長。
2階のバーは、路面側の壁がガラス張りで、従来のジャズクラブに比べ開放感のある造りが特徴。時間や雰囲気に合わせたジャズをスピーカーで流すほか、1日2回、アーティストによるライブを行う。「イヤホンから小さく聞こえる音楽だけでなく、外から聞こえる音楽の素晴らしさを体感してほしい」と、同店のミュージックプロデューサーを務める臼杵杏希子さん。「ジャズのクールさ、かっこよさを女性にも知ってほしい」と「女子ジャズ会」も提案する。
同店が提供するのは「シーフードガンボ」(1,100円)、「チキントルティーヤ」(880円)、「チーズナチョス」(800円)などニューヨークスタイルのケイジャンフードが中心。ドリンクは「サントリー角ハイボール」(580円)、「サントリープレミアムモルツ」(680円)、「ハウスワイン」(赤・白、680円)、ウイスキー各種(800円~)、ソフトドリンク(500円~)など。
「東京駅周辺は有名なジャズクラブを育んできたエリア。東京の街に合う音楽としてジャズを選んだ」とビッグイーツの齋藤光夫さん。「駅を中心としたまちづくりの中で、その街を生かす音楽を土地ごとに選びたい」とも。
営業時間は、カフェ&デリ=7時~23時30分、ライブ&バー=11時~23時30分。ライブの開始時間は、月曜~金曜=20時・21時、土曜・日曜=18時・19時。