日本橋が舞台の東野圭吾さんの小説「麒麟の翼」が来年1月、映画化される。
昨年ドラマ化されて話題を呼んだ小説「新参者」に続く「加賀恭一郎シリーズ」の最新作として、今年3月に発売された同作。「日本橋」の上で胸にナイフが刺さった死体が見つかることから始まるミステリーで、人形町をはじめとした日本橋全域が舞台。実在の施設や店舗も多数登場する。発売2カ月で30万部を売り上げ、シリーズ累計では820万部を記録した。
ドラマに引き続き、劇場版でも主人公・加賀恭一郎を阿部寛さんが演じるほか、レギュラーキャストの黒木メイサさん、溝端淳平さん、山崎努さん、田中麗奈さんも出演。監督は「いま、会いにゆきます」「涙そうそう」などを手がけた土井裕泰さんが務める。阿部さんは「2時間というサイズでスピード感のある加賀の洞察捜査を楽しみにしてほしい」とコメント。土井監督は「ミステリーとしても超一級の作品の映像化」と意気込みを見せる。
撮影は5月12日に始まり、日本橋全域で現在進行中。クランクアップは7月を予定する。