日本橋本町に7月16日、ギャラリー「SATOSHI KOYAMA GALLERY」(中央区日本橋本町3、TEL 03-5954-1634)がオープンした。
美術品の販売・レンタルサービス会社を経営する小山聰さんが、本業とは別に「新たな場を設けたい」と個人的にオープンし、週末を中心に週4日営業する。築50年のビルの一室をリノベーションし、コンテンポラリーアートを取り扱う。店舗面積は約28平方メートルのアートスペースを含み、約40平方メートル。同ビル屋上を開放し、イベントの開催も企画する。
ギャラリーの運営を「10年は続ける」と小山さん。「10年続ければ、この場所からカルチャーを作れる可能性がある。日本の現代アートの裾野を拡げ、美術への意識を日常生活にまで浸透させたい」と意気込む。「作家一人ひとりと友人でありたい。良い関係を築くことで作品を深く知ることができる」とも。
オープニング展として、書家の川尾朋子さんとミクストメディアアーティストのジュディス・ウマナ・アヤラさんのコラボレーションプロジェクト「Virtual・itis」を開く。和紙にプリントした作品にペインティングを重ねた共作で、「ヒトと化学技術の複合体」を表現する。8月12日まで。
営業時間は、月曜・金曜=18時30分~21時、土曜・日曜=12時~19時。火曜~木曜・祝日定休。一部作品は販売も行う。