浜町公園(中央区日本橋浜町2)で8月27日、「第22回中央区大江戸まつり盆踊り大会」が開催された。主催は中央区。
今年は、東日本大震災の影響で、さまざまな行事の中止や延期が相次ぐが、同イベントは「区民が楽しみにしている恒例行事。祭りは被災地と地元の人々を勇気づけ、元気にさせる」として、「がんばろう日本」を合言葉に被災地復興への願いを込めて開催を決定。当初、26日・27日の2日間開催される予定だったが、26日午後から天候が急激に悪化し記録的な豪雨になったため初日は中止に。27日も不安定な天候だったが持ちこたえ、無事開催された。
会場には、毎年恒例の地元町内会による「大江戸縁日コーナー」や「べったら市」「歳の市」「せともの市」などの屋台が並ぶ「区内名物市コーナー」のほか、今年が初の「被災地支援コーナー」「日本赤十字東京支部」を開設。パネルで被災地支援活動を紹介するほか、チャリティーグッズの販売も行われた。会場周辺には、中央区の友好・交流都市や、中央区内にあるアンテナショップに加え、岩手県、宮城県のアンテナショップが出店し、地元特産品の販売も。
クライマックスは、日が落ちてからの盆踊り大会。今年は節電への取り組みとして、会場内のライトは消費電力の少ないものを選び、会場に発電機を設置し、ちょうちんややぐら舞台のライトなどの電力を賄った。
「今年は天候の影響で1日目が中止になった反動からか、昨年の3万8,000人を超す地元参加者が集まったようだ」と中央区地域振興課の濱田徹さん。時折小雨がちらつく中、盆踊りを待ちかねていた町内のグループが順にやぐら舞台に上がり、踊りやの練習の成果を披露した。