日本橋浜町に9月3日、電子書籍カフェ「ブックシェルフカフェ」（中央区日本橋浜町2、TEL 03-5614-0241）がオープンした。経営はシステム開発会社「フォーシズンズ」（埼玉県志木市）。

　店舗面積は20坪で、席数は27席。店内に、iPadやギャラクシーなどのタブレット端末約20台を設置。コーヒーや軽食を楽しみながら電子書籍が利用できる。手持ちのパソコンも利用しやすいよう、無料LANと電源も完備した。木目調のナチュラルな店内には大きめのテーブルとカウンターを備え、個人での利用に限らず、グループでミーティングに利用することもできる。

　「本に囲まれたライフスタイルを提案したい」と松浦世裕社長。「タブレット端末が登場したことで、電子書籍の普及が話題になっているが、まだユーザーは限られている。より人々の生活に溶け込む利用方法を考えたとき、このカフェを立ち上げることにした」という。松浦社長自身、週に1冊は読むという本好きで、「本を読むことで心が満たされる。そんな幸せを増やす手伝いをしたい。本を楽しむために、著者の権利も守っていきたい」とも。

　オープン当初は、電子書籍のコンテンツとして、インターネット上の電子図書館「青空文庫」の名作シリーズが閲覧できる。「出版社とも提携して、今後、新コンテンツを充実させたい」と松浦社長

　ドリップ式の「ブックシェルブレンド」（450円）などのコーヒーのほか、茨城県の地ビール「常陸野ネストビール生 ホワイトエール」（680円）やグラスワイン（赤・白）、カクテル（以上630円）などのアルコールを取りそろえる。フードメニューはアサイーにフルーツとグラノーラを載せた「アサイーボウル」（690円）やホットサンド（420円～540円）、「ホットドッグ」（460円）など。ランチタイムには、「キーマカレーセット」（850円）など、サラダ・スープ・ドリンクとのセットメニューを提供する。

　営業時間は、月曜～金曜＝7時30分～21時、土曜＝10時～18時。日曜・祝日定休。