人形町通りで10月13日、毎年恒例の「人形市」が始まった。主催は人形町商店街協同組合。

人形町の｢人形市｣で人形作りの体験教室

　江戸時代初期に作られ、中村座、市村座という二つの江戸歌舞伎座を中心に人形浄瑠璃、芝居小屋、人形を作る職人が多く集う町として栄えた人形町。2006年、町名の由来でもある歴史と文化に立ち返り、人形と関連商品の販売・展示を行うイベントとして始まった。

　期間中、人形町通りの両側に55店、57張りのテントが並び、ひな人形や日本人形、西洋人形、ぬいぐるみなど、さまざまな種類の人形を売り出す。今年は、北海道から四国まで日本各地から出店するほか、初めて海外・韓国からも出店がある。被災地コーナーとして、東北から青森2店、福島1店の出店も。人形作りの体験教室（参加費300円～）も開く。

　人形町大観音寺（中央区日本橋人形町1）では人形供養を実施。供養料は、大きさ・材質を問わず、1体＝2,000円、組人形1組＝2万円。

　開催時間は10時～19時。今月15日まで。