日本橋本町のギャラリー「SATOSHI KOYAMA GALLERY」（中央区日本橋本町3、TEL　03-5954-1634）で2月11日、絵画展「Gypsy（ジプシー）」が始まる。

日本橋本町でドローイングと絵画展「ジプシー」-ペインティングの作品もふた作品並ぶ。

　同展は、1974（昭和49）年生まれの画家・しんぞうさんによる個展。「家族」「愛」をテーマにした墨や絵の具のドローイングと絵画作品を展示する。

　作品に使うのは、古来から紙の原料として使われてきた植物「ミツマタ」や「コウゾ」を自ら育てて紙作りに生かしている新潟の和紙店「からかみ屋」の紙や、国内と韓国で収集した紙。数百年前から変わらない製法で作られる不純物のない手すき紙で、百年から千年にわたり劣化しないといわれている。作品には、東日本大震災後、「今までの生き方」と「これからの暮らし方」を問い続けるしんぞうさんのこだわりが生きる。

　同展のタイトル「ジプシー」には、「欲望の時代が終わり、流浪の末に流れ着いた場所で、もっと力を抜いて暮らそう」と意味を込めた。展示作品は販売も行う（1点＝2万円～）。

　営業時間は、水曜＝18時30分～21時、木曜・金曜・土曜＝13時～19時。日曜～火曜・祝日休廊。今月23日まで。