東京駅の駅ナカ商業施設「GRANSTA(グランスタ)」に6月28日、新たな店舗ゾーン「丸の内坂エリア」がオープンした。運営は鉄道会館(中央区)。
地下1階の丸の内地下中央改札近くに位置し、売り場面積は約630平方メートル。八重洲地下中央口近くには既存の店舗エリアがあり、同エリアの開業により、同駅の地下中央通路はほぼ全域がグランスタになる。
新エリアのコンセプトは「Daily Happiness!」。13店が出店し、うち9店は駅ナカ初出店となる。中でも、フランスのアンティークショップをイメージしたチョコレート専門店「マルシェ・ド・ショコラ」や菓子メーカー「カンロ」の直営店「ヒトツブ カンロ」、ベーグルショップ「BAGEL&BAGEL」と同施設が共同開発したドーナツショップ「She Knows Bakery」、S&B食品によるハーブショップ「SOLEILA(ソレイラ)」など6店は新業態。高級サツマイモ「鳴門金時」を使った菓子専門店「鳴門金時本舗 栗尾商店」や有料のテイスティングスポットを併設した「泡」がテーマの酒とソフトドリンクのショップ「LECOLLIER MARUNOUCHI」も。いずれの店も東京駅限定商品をそろえる。
2007年10月開業のグランスタ。これまでは主に旅行客向けに展開してきたが、同エリアは近年、高まってきた日常使いのニーズに応える。「丸の内近辺で働く女性が中心ターゲット。全体を一つのセレクトショップのように使ってもらいたい」と同社業態開発グループリーダーの水嶋久夫さん。
営業時間は8時~22時(日曜・祝日は21時まで)。一部ショップは7時~。