大丸東京店は8月22日、食品売り場「ほっぺタウン」をグランドオープンした。
10月5日に予定する同店の増床オープンに先駆け開業。地下1階部分を拡大し、弁当、総菜、スイーツなどの売り場を従来の1.5倍に増床する。
拡充が進む駅ナカを競合に据え、計55ブランドをそろえる弁当売り場を強化。八重洲中央口地下通路と八重洲北口地下通路をつなぐ「お弁当ストリート」は全長約60メートルに及ぶ。いなりずしの老舗「神田 志乃多寿司」や1926(大正15)年創業の仕出し弁当の老舗「築地 青木」など23店舗が軒を連ね、東京駅を利用する出張や旅行客のニーズに応える。
新たに、男性をメーンターゲットに、「鶏・牛・豚×調理法×名店」をテーマに構成した肉の弁当ゾーン「お肉の細道」も配置。ハンバーグ弁当の「ミート矢澤」、空揚げの「たまひで からっ鳥(と)」、ハンバーガーの「ブラッカウズ」など百貨店初出店ブランドをそろえ、店内の厨房(ちゅうぼう)で調理する実演販売を強化する。
スイーツ売り場も拡充する。22店舗を新たに導入した「デパチカスイーツ」と、バリエーション豊富な菓子を展開する1階の「デパイチスイーツ」合わせて74店舗で構成。
日本発上陸のベルギーのワッフルと焼き菓子の人気ショップ「メゾン ダントワ」や大学いも専門店「浅草 おいもやさん興伸」、アップルパイ専門店「本郷 マミーズ アン スリール」などの実演ショップを展開。そのほか、「Made in Tokyo」をテーマに大福の「上野 岡埜栄泉総本家」や揚げ最中の「駒込 中里」など、東京下町の老舗名物和菓子店が集まる。春夏秋冬に合わせて、季節感のある菓子を定期的に入れ替えて扱うコーナー「シーズンスイーツ」も新設する。
10月には、ニューヨークのデリを集結した「KG’s New York Deli」や百貨店初出店のキャンディーショップ「パパブブレ」などスペシャリティーショップの追加出店を予定する。
営業時間は10時~21時(土曜・日曜・祝日は20時まで)。