日本橋茅場町の平成通り沿いに9月10日、京都発祥のラーメン店「麺匠たか松日本橋茅場町店」(中央区日本橋茅場町2、TEL 03-3662-0088)がオープンした。運営は「孝兄社」(京都市左京区)。
京都の本店から直送する自家製麺は、長野県産の石臼引き全粒粉を使用。
昨年11月にオープンした本店(京都市中京区)に続く2店舗目で、東京初出店となる。店舗面積は12.5坪。席数は、カウンター9席とテーブル4席の計13席。
同店のラーメンは、「鶏魚介つけ麺」(並・大盛り=850円、特盛り=950円)と「塩鶏ラーメン」(並・大盛り=750円)の2種類。鶏ガラと「モミジ」と呼ばれる足の部分から取った、コラーゲン豊富な鶏白湯(パイタン)スープをベースに、「塩鶏ラーメン」は塩だれを、「鶏魚介つけ麺」はサバ、イワシ、昆布などで取った魚介だしを合わせる。いずれも和風の味付けで、あっさりと仕上げた。
麺は自家製で、長野県産の石臼引き全粒粉を使用。京都の本店から直送する。「小麦の風味が楽しめ、栄養も豊富」と店長の伊三木(いさぎ)孝さん。
サイドメニューには、「白ごはん」(150円)、「卵かけごはん」(250円)、「チャーシュー丼」(300円)などのご飯類のほか、「ギョーザ」(280円)、「からあげ」(300円)、「おつまみセット」(以上350円)や瓶ビール(450円)もあり、居酒屋としてのニーズにも対応する。想定客単価は850~1,000円。
京都らしさを演出し、店内には三味線のBGMを流す。幅広い層に受け入れられるよう、内装は広めの間口で開放感を出し、女性1人でも入りやすい雰囲気を作った。実際、開店以来、来店客の男女比は7対3と、ラーメン店としては女性の比率が高いという。
「本店と同じく、ビジネス街でありながら住んでいる人も多い茅場町を出店地に選んだ」と伊三木さん。「予想以上の反響があった。東京2号店も検討中」とも。
営業時間は11時~23時。スープが無くなり次第終了。