日本橋公会堂(中央区日本橋蛎殻町1)で11月14日と30日、公開セミナー「企業の『人材戦略』とNPO連携」が開催される。
セミナーの対象は地域貢献やCSRに関心のある経営者や企業担当者
地域貢献やCSRに関心のある経営者や企業担当者が対象の同セミナー。「地域貢献を始めようと考えても、取り組み方が分からず相談に来る企業の方が増えている。しかし、結局、他の企業もよくやっているからと、無難に朝のゴミ拾いに落ち着くようなケースが多い」と同セミナーを企画したNPO法人「NPOサポートセンター」の田邊健史さん。「ビジョンや思いを共有でき、リソースやノウハウで補完関係にある企業とNPOの発展的な出会いを導きたい」とも。
中央区は住民12万人に対し在勤者が74万人。NPOは600以上存在するが、その多くは問題解決のノウハウや推進力の不足が原因で発展しにくい状況にあるという。「企業とNPOの連携は相互にメリットがある。国や都の力も借りて、その連携を支援していきたい」と田邊さん。「将来的には、NPOと企業をマッチングするプラットフォームの構築を目指す」という。
講師はCSR支援を行う「アミタホールディングス」(京都市上京区)の渡邉文隆さんが務める。14日は戦略編として、NPOとの連携に積極的な経営者をゲストに招き、企業から見たNPO連携の意味やメリット、投資と回収のあり方などを解説。30日は実践編として、仕事を通じて培った専門スキルを生かすボランティア参加形態としての「プロボノ」について、さまざまな角度から講義する。
開催時間は、14日=15時~17時、30日=18時30分~20時30分。受講無料。参加申し込みはホームページで受け付けている。