東京駅一番街に12月20日、アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの世界観を再現したカフェ「GUNDAM Cafe(ガンダムカフェ) 東京駅店」(TEL 03-6273-4328)がオープンした。経営はバンダイ(台東区)。
著作権ライセンスを受けてガンダム関連商品を展開してきた同社。玩具以外の新規事業として2010年にカフェ事業に参入した。同店は秋葉原、お台場に続く3店舗目。壁や天井にはガンダムの絵を描き、アニメの登場人物が着用しているものと同じデザインの服を着たスタッフが接客する。店舗面積は61平方メートルで、席数は26席。
メニューには、アニメに登場するモビルスーツや兵器をかたどったり、作品にちなんだりするなどしたフードやドリンク約50種類をそろえる。小型球体ロボット「ハロ」のオリジナル小皿が付く辛口カレー「シャアザクカレー」やチーズ入りの「アッガイカレー」(以上1,200円)、ポテトとバジルが入った「セントアンジェピッツァ」(690円)、同店限定「ザクレロポテトサラダ」(1,200円)、地球連邦軍総司令部がある南米産の「ジャブローコーヒー」(340円)など。
主なターゲットは20~30代の「ガンダム世代」の男性会社員で、初代ガンダム劇場版のせりふから名付けた、ビールとおつまみのセット「半舷休息ビールセット」(900円)や、カシスとカンパリがベースのカクテル「赤い彗星(すいせい)」(790円)などのアルコールメニューも。
店内では、東京駅直結という立地を生かして、土産需要を見込んだ品ぞろえを意識したオリジナルグッズも販売。モビルスーツの頭部をデザインしたマグカップ「フェイスマグ」(1,200円)には東京駅のロゴを入れ、「シリコンコースター東京駅ver」(380円)や「プチグラス東京駅ver」(600円)は、東京駅丸の内駅舎の赤レンガをイメージした赤い色味にした。
「東京駅は通勤や買い物、観光など、日本全国からたくさんの方が訪れる場所。多くの人にカフェを利用していただき、ガンダムの世界観を体験してもらいたい」と同社戦略プロジェクト担当大迫一恵さん。今後は大阪、名古屋への出店も予定し、全国に展開していくという。
営業時間は10時~22時30分。元日のみ休業。