人形町のゆるキャラ「下町KING人之助」のフェイスブックページが3月1日、オープンした。
「人之助」は、白い折り紙風カブトをかぶり、唐草模様の風呂敷を首に巻いた白黒色の犬のキャラクターで、人形町商店街の青年会である「三水会」の発案により生まれた。2011年秋の「てんてん祭り」で初登場して以降、地元の催しなどで活動。最近ではテレビ出演なども増えてきた。
フェイスブックでは、人之助が人形町での何気ない発見を写真やつぶやきで発信。町のガイド役を務める。読者からのコメントには、人之助自身が返信することも。今後、外国人観光客向けに英語版ページもオープンを予定する。
4月6日には、大観音寺(中央区日本橋人形町1)境内で開催される「花まつり」に登場する。釈迦(しゃか)の誕生を祝う同祭りでは、参拝客への甘茶と菓子の配布や商店街の名産品が当たるスピードくじなどが行われる予定で、人之助の登場で場を盛り上げる。
「ページをオープンして1カ月。あまり告知することもなく始めたが、意外に早く『いいね!』が集まってきた。現在人形町に住む方だけでなく、別の地域に引っ越してしまったがこの町が好きだという方や女性のファンが多いのは意外な発見」と、三水会の渥美雄一郎さん。「人形町で開催されるイベントにはできるだけ協力したい。イベント主催者の方はぜひ声を掛けてもらえれば」とも。