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人形町で恒例「てんてん祭」-ご当地キャラクター「人之助」もお披露目

ご当地キャラクター「人之助」と三水会会員の方

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 人形町エリアで10月10日、第23回「てんてん祭(さい)」が開催された。

第23回「てんてん祭(さい)」-白バイやパトカーを間近で見ることができるコーナーも-

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 江戸時代から続く老舗が多く、東京の代表的な下町として知られる人形町の伝統をアピールすることを目的とした同祭り。同町と縁が深く、安産祈願・子授けの神社である水天宮にあやかって、毎年、十月十日(とつきとおか)から連想した10月2週目の祝日に開催している。

 当日は、人形町商店街のおよそ半分が歩行者天国となり、同町出身の歌手・大木トオルさん主催のセラピードッグ・パレードや、今年誕生した同町のご当地キャラクター「人之助(にんのすけ)」のお披露目が行われた。人之助は、十月十日が戌(いぬ)の日であることにちなみ、厄除けの意味を持つ白黒色の犬のキャラクター。同町が昔から大切にしてきた人情や人助けの精神を象徴して名付けたという。

 そのほか、白バイやパトカーを間近で見ることができるコーナーや、中央区唯一の相撲部屋である荒汐部屋の力士が参加する「わんぱく相撲」などを開催。今年は、数年に1度だけ開催される「でこもの市」も開かれ、青空の下、衣類や食器など、近隣の商店から集められた品物が並び、買い物客でにぎわった。売り上げは全額東日本大震災の被災地義援金として寄付する。

 同祭りは、同エリアの老舗の息子世代に当たる40~50代を中心とした約70人が参加する組織「三水会」が主催。「三水会にとって、てんてん祭は1年のメーンイベント。今年は震災の影響で夏の花火大会が中止となってしまったため、みんなの思い入れは強い」と同会の松村会長。

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