JR東京駅の駅ナカ商業施設「京葉ストリート」内に3月20日、「築地 銀だこキッチン」がオープンした。運営は、たこ焼きチェーン「築地 銀だこ」を展開する「ホットランド」(宮城県石巻市)。
同社は東日本大震災後、被災地での雇用創出を目的に、2011年12月に本社を群馬県桐生市から宮城県石巻市に移転。同地で、タコを使った二次加工産業など、被災地での新たな産業育成に取り組んでいる。
同店の看板メニュー「東京たこめし」(880円)は同社が手掛ける初の駅弁商品。東京駅のみで限定販売する。高さ約14センチのタコつぼ型の陶器製容器に、しょうゆ味の炊き込みご飯を詰め込み、柔らかく煮込んだマダコや煮アナゴをあしらって、サンショウで味を引き締めた。使用済みの容器は全国の「築地銀だこ」の店舗で回収し、石巻市で進めているタコ養殖事業で再利用する。
小ぶりのタコに紅ショウガや天かすをトッピングし、店内で薄くパリッとした食感に焼き上げた「たこ焼せんべい」(1袋380円)や、クリームや季節の果実を大福の皮でタコ焼きのように包んだ「たこ焼スイーツ」(全8種、各180円)などのユニークな商品もそろえる。
営業時間は8時~22時。