日本橋室町に5月9日、居酒屋「日本橋室町 豊年萬福」(中央区日本橋室町1、TEL 03-3277-3330)がオープンした。経営は「ジェイプロジェクト」(愛知県名古屋市)。
浮世絵や日本橋の古写真が飾られた店内は、日本橋の歴史とにぎわいを表現
「日本橋から。日本橋へ」をコンセプトに、五街道の起点として栄えた日本橋から、日本の食文化を発信することを目指す。季節ごとに国内各地方を取り上げ、名産や郷土料理をメニューに組み込むほか、物販やセミナー、展示なども行う。
店舗面積は約111.8坪。2階建て蔵造りの外観と、浮世絵や日本橋の古写真が飾られた店内は、日本橋の歴史とにぎわいを表現。席数は日本橋川に臨むテラス席を合わせ220席。個室も5つ用意する。
現在は鹿児島をテーマに、「屋久島トビウオ姿揚げ」(620円)や「指宿かつお腹皮薫製とスライスチーズ」(690円)などを提供。江戸野菜や「豊年萬福割鮮刺身盛り合わせ」(3~4人前、3,980円)などの築地直送の鮮魚、「日本橋 神茂さんの板わさとチーズ蒲鉾(かまぼこ)盛り合わせ」(580円)、「蛸(たこ)唐揚山本海苔店のおつまみ海苔」(720円)、「純米吟醸アイス~ミカドコーヒーさんのモカチョコケーキを添えて」(650円)など、日本橋の老舗の味を取り入れたメニューも。客単価は4,000円。
7月には発酵学者・小泉武夫さんを塾長に迎えた月1回のセミナー企画「豊年萬福塾」を始める。第1期は全10回で、「日本再発見!味見プロジェクト」と題し、試飲・試食を交えながら旬の食材について学ぶ。参加費は、初回=2,000円、2回目以降3,000円。
「日本橋の町内会にも入った。今後は地域に密着したイベントや情報発信を行い、単なる居酒屋にとどまらない新たな動きに挑戦したい」と店長の星野太助さん。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分(月曜~金曜)、ディナー=17時~23時(日曜・祝日は22時まで)。