開催中の「ゆるキャラグランプリ」に、人形町商店街のキャラクター「下町KING 人之助」がエントリーしている。
通称「ゆる-1」とされ、2010年に始まった同グランプリ。2011年は熊本県の「くまモン」、昨年は愛媛県今治市の「バリィさん」が優勝し、全国区の人気を得るきっかけになった。
9月26日時点のエントリー数は1260体と、既に昨年の1.5倍に上る。エントリーナンバー518番の人之助は現在715位。
「人之助を広く発信したいとエントリーした。東京オリンピックの開催も決まり、世界に向けても発信したい」と人形町商店街の若手組織「三水会」の山田茂さん。「商店街を代表するキャラクターとして認知を増やし、人形町のアピールになれば」と意気込む。
一方、「ランキング上位を狙うには、一般的な知名度だけでなく、動きのコミカルさやデザイン的なかわいらしさが重要。人之助は商店街への出没が主目的なので、上位になるのは難しいかもしれないが、そもそも必死になって順位を争うというスタンスが江戸っ子にふさわしくない」と独特のこだわりを見せる。
投票は11月18日まで、公式サイトで受け付けている。