日本橋三越本店(中央区日本橋室町1)のライオン像が12月4日、コートを着て登場した。
三陽商会の開発チームがコートづくりの匠の技を凝縮して製作にあたった
ライオン像は、1914(大正3)年、同店の正面入り口の左右に飾られた青銅製。ロンドンのトラファルガー広場にあるネルソン記念塔の下のライオン像を模して作られ、三越のシンボルとも言える存在だ。来年100年を迎える同像だが衣装を着用するのは初めてだという。今回コートを着用するのは、1972(昭和47)年に三越創立300周年を記念して全国の支店に設置された像と同じもので、本館1階中央ホールに展示される。
同コートは、アパレルメーカー・三陽商会(新宿区)が、同店で開催する「サンヨーウィンターコートキャンペーン」(今月10日まで)のPRを目的に製作。高密度先染めのギャバジンやオリジナルロゴ入りの水牛ボタンを使用するなど、同社が設立70周年を記念して販売する「100年コート」と同様のもの。スタンダードですっきりとしたデザインと軽い着心地にこだわった、ライナー付きトレンチコートだ。
営業時間は10時~19時