人形町駅近くのカフェ「オムチャントーン」(中央区日本橋富沢町4、TEL 03-6206-2626)で2月1日、映像をテーマにしたトークライブ「稲妻は万物の舵(かじ)をとる」が開催された。主催は、ウェブマガジン「遊芸人 野放途」を発行するゆうげい社(日本橋蠣殻町1)。
映像・音・民俗学など各方面で活躍する人を招き、独自の切り口から映像を語る同イベント。今後、定期開催を予定し、各回異なるテーマで複数の映像作品を選び、会場で各作品のワンシーンを見てトークを繰り広げる。
第1回は「映画の中のマージナルを観る」をテーマに、在日フランス人映画監督のガスパール・クエンツさん、映画評論家の上野昴志さん、映画祭ディレクターの石坂健治さんが参加。任侠(にんきょう)映画「唐獅子三部作 昭和残侠伝」や従軍慰安婦をテーマにした「春婦伝」などの日本映画、姥捨てを描いた韓国映画「高麗草」、インド映画「LAGAAN」など、社会の「マージン(余白)」に生きる人々を描く7作品を選んだ。クエンツさんら3人は、ビール片手にそれぞれの「マージナル論」を展開。その様子はユーストリームでも配信した。
第2回は4月19日に「逃げる映画」をテーマに開く。参加費は、前売り=2,000円、当日=2,500円(要1ドリンクオーダー)。