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「東京駅100年の記憶」展、来場者3万5000人超え-創建当時のれんが壁も話題に

時折ライトアップされる「ジオラマ」は、明治・昭和・平成の駅舎周辺の風景を再現

時折ライトアップされる「ジオラマ」は、明治・昭和・平成の駅舎周辺の風景を再現

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 東京駅丸の内駅舎北ドームの「東京ステーションギャラリー」(千代田区丸の内1)で開催中の企画展「東京駅100年の記憶」の来場者数が2月19日、3万5000人を超えた。

駅舎や地下構造物の全てを200分の1スケールで再現した「東京駅体 模型2014」

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 東京駅開業100年を記念して昨年12月13日から開催されている同展。1世紀にわたる東京駅の記憶に光を当て、同駅を素材とした絵画や写真、映像のほか、ジオラマや建築図面など約150点を収集。これだけの歴史的資料を一堂に展示するのは今回が初めて。創建当時の赤レンガがあらわな展示室も好評で、4,000円の年間パスを購入して頻繁に来館する常連客も少なくない。

 人気展示物の一つ、「東京駅体 模型2014」は昭和女子大学田村研究室の制作。駅舎だけでなくプラットホームや地下構造物の全てを200分の1スケールで再現した。「東京駅といえば赤レンガの駅舎を思い浮かべる人が多いが、地上物だけでなく大手町から東銀座まで続く地下道など100年にわたり進化を続ける構造体として考えると、また別の見方ができる」と制作指導に当たった田村圭介准教授。

 関東大震災や東京大空襲、東日本大震災などの苦難を乗り越え、日本の近代史とともに歩んできた同駅だが、出会いと別れの場、また生活の一コマとして個々人の記憶の中に残ってきた。田村准教授は「一人ひとりにそれぞれの東京駅の記憶があり、それが今回の人気につながっているのでは」とも。

 開催時間は10時~18時(金曜は20時まで)。月曜休館。入場料は一般=900円、高校・大学生=700円、中学生以下無料。3月1日まで。

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