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大伝馬町の「みうらじろうギャラリー」開業3周年-アートファン集う

グループ展レセプションには多くのアーティストやアートファンが駆けつけた。

グループ展レセプションには多くのアーティストやアートファンが駆けつけた。

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 大伝馬町のコンテンポラリーアートギャラリー「みうらじろうギャラリー」(中央区日本橋大伝馬町2、TEL 03-6661-7687)が来月、開廊3年目を迎える。

現在開催中のグループ展「FASES and HEADS」

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 オーナーの三浦次郎さんは勤めていた会社を退社後、サラリーマン時代に通っていた縁から画廊「ときの忘れもの」(港区南青山3)での7年の経験を経て、2012年に独立。ギャラリーを同所に決めたのは、大伝馬町近くのマンションに引っ越して初めて参加した町内の新年会での出会いがきっかけという。新年会の参加者から所有のビルの空き部屋にちょうどよいスペースがあると紹介され、当時まだ具体的には考えていなかったギャラリー開設の動きが急に進んだ。

 コンテンポラリーアートのコレクターである三浦さんは、「今の若い人にもアートをコレクションする喜びを知ってもらいたいが、来場者に絵をおすすめすることはない」という。「アート作品を購入する『特別な体験』の動機となるのは、個人の趣味や生きてきた道に関わること。自分で決断して購入するからこそ意味がある」と話す。

 ギャラリーでは、美術館と違って気に入った作品を購入することができる。また、作家と身近に交流できるのも大きな魅力。「気に入った作品との出合いを求め、ギャラリーに何度も足を踏み入れ、多くの作品に触れてさまざまな交流が広がると、知識が増え視野が広がる。自分の視点を持ってアートを楽しむことができるようになると、ギャラリー通いはがぜん楽しくなるだろう」と三浦さん。今後も、人とアートの出合いの場作りを目指すという。

 展示スペースは約60平方メートル。四方を作品に囲まれたサロンスペースは、ゆったりとした空間が特徴。現在開催中のグループ展「FASES and HEADS」は3月22日まで。
 開廊時間は12時~19時。月曜定休。入場無料。

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