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日本橋高島屋で遠藤湖舟「天空の美、地上の美」-心を癒やす体験型写真展

写真展も開いた事のある上村愛子さん。遠藤さんと写真談義に花が咲く。

写真展も開いた事のある上村愛子さん。遠藤さんと写真談義に花が咲く。

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 日本橋高島屋(中央区日本橋2)で3月25日、遠藤湖舟写真展「天空の美、地上の美~見つめる事で美は姿を現す~」が始まった。

今回の作品の多くは多摩川や世田谷などの東京近郊で撮影しているという。

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 長野県出身の写真家・遠藤湖舟さんは、豊かな自然の中で育ち、宇宙の美しさにひかれ中学時代に天体写真を始めた。大学卒業後、一時は企業に勤めたが後に写真家に転向、アートシーン、人物、風景など幅広いジャンルを手掛ける一方でデザイン、コピーライティングなど総合的なアート表現を行い2006年に初個展を開催。身近にある素材から自在に「美」を切り取る湖舟流の作風は、表現手段としての写真の幅を大きく広げている。

 会場では、天空の星々から水面の揺らぎなどの身近なものまで、被写体を見つめ撮影した作品約130点を大型アクリルや大判プリント、びょうぶ、掛け軸。映像などさまざまな手法で立体的に展示する。

 同25日には同郷のスキー女子モーグル競技元日本代表の上村愛子さんが応援に駆け付け、トークショーが行われた。写真が趣味で写真展も開催したことがあるという上村さんが遠藤さんとの写真談義に花を咲かせた。

 もともと科学者を目指したという遠藤さんは「科学的にものを見る事は写真作品の制作にも欠かせない。漫然とシャッターを押すのではなく、心ひかれるものの本質を見極め、日々刻々と変わる自然を絶えず見つめる事で美の瞬間を切り取ることができる」と創作の極意を明かす。

 開催時間は10時~20時(最終日は18時まで、入場は閉場30分前まで)。入場料は、一般=800円、大学・高校生=600円、中学生以下無料。今月15日まで。

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