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人形町の音楽バー「365カフェ」が開店5周年 恒例「ウクレレ演芸会」も

ウクレレの魅力を伝道する、久住昌之さん、ウルル順さん、藤井康一さん

ウクレレの魅力を伝道する、久住昌之さん、ウルル順さん、藤井康一さん

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 人形町の音楽バー「365(サロンゴ)カフェ」(中央区日本橋人形町1、TEL 03-6661-1360)で7月28日、ライブコンサート「お江戸日本橋ウクレレ演芸会」が行われた。

開店5周年を迎える桜井さんと桂子さん

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 同店の開店5周年記念イベントの一環として行われた同コンサート。オーナーの桜井修一さんがウクレレファンということもあり、ウクレレ漫談の先駆者、故・牧伸二さんから「牧伸三」の名を授かったというR&Bバンド「ウシャコダ」のボーカリスト藤井康一さんや、人気のテレビ番組「孤高のグルメ」の原作者で音楽家の久住昌之さん、女性ウクレレシンガーのウルル順さんなど多くのウクレレアーティストが参加して行われた。

 コンサートでは久住さん原作の「孤高のグルメ」のテーマソング「井之頭五郎のテーマ」や、藤井さんのオリジナル曲「ピンガでヘベレケ」、ウルル順さんの「ロキソニンの唄」など、マニアックだが中身の濃いウクレレ楽曲が繰り広げられ、詰め掛けたファンを喜ばせた。

 オーナーの桜井さんは以前、世界の秘境巡りなど特色のあるツアープランで評判の旅行代理店を経営していたが、サーズやテロの影響で海外旅行の需要が激減し、経営悪化で会社を整理。心機一転して、2010年7月に妻の桂子さんの助けを得て同店を立ち上げた。

 メニューは桂子さんが日替わりで作るエスニック料理や桜井さんが世界各地で覚えた無国籍料理を提供。ロックとブルースが楽しめる音楽バーとして営業を続けているが、音楽好きの桜井さんの趣味が高じて、いつしか人形町でライブができるスペースとしてミュージシャンの間でも話題になり、今では音楽イベントの件数も年50回を超えるようになったという。

 通常営業中でも客同士が音楽セッションを通じて仲良くなることも多いという同店。「行き当たりばったりの5年間だったが、いろんな人の支えで、気が付いたら音楽を中心にしたイメージ通りのお店になっていた。好きなことを続けられているのも、お客さまと妻のおかげ」と桜井さん。「誰でも気軽に音楽が楽しめる場として、日本橋の音楽ファンのパイプ役になれれば」と語る。

 営業時間は18時~26時。不定休

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