JR東京駅丸の内南口の商業施設「KITTE(キッテ)」(千代田区丸の内2)で、8月12日、大相撲巡業イベント「はっきよいKITTE」が始まった。主催は日本郵便。
相撲文化を身近に感じることができるという同イベント。1階アトリウム中央には本物の土俵が特設され、土俵前のステージでは土俵開きのゲストとして鳴門親方(元大関 琴欧州)とモデルの筧美和子さんが登壇しトークショーが行われた。
都内では15年ぶりとなる巡業に、「相撲界に入って13年になるが、こうした商業施設内での巡業は初めて」と鳴戸親方。「東京駅の目の前なので、都内だけでなく地方の方も来られる。実際にお相撲さんと握手や写真を撮ることができるし、相撲甚句など本場所では見られないものがいっぱいあるので巡業は楽しい」とイベントをPR。筧さんは会場内の土俵を見て「普段は人が行き交うビルの中に、本物の土俵があってギャップがすごい。不思議な感じ」と驚いていた。トークセッション後、東京中央郵便局の野口貴視局長が登場し、鳴門親方の1日郵便局長任命式が行われた。
期間中会場では、力士になりきることができる「すもう撮りカメラ」や大相撲トリビアなどで相撲の魅力を全身で体感できる「大(だい)すもう展」が開催され、15日には現役力士や鳴門親方の稽古風景が楽しめる「ちびっこ相撲KITTE場所」(13時~14時)が開かれる。ほかにも「紙ずもうワークショップ」や臥牙丸関と豊ノ島関の「どすこいトークショー」(27日18時~)などが開かれ、千秋楽8月29日の「大相撲KITTE場所」(11時~17時)では横綱の土俵入り、幕内力士による取組やトークショーなどが観覧できる。
「大(だい)すもう展」の開催時間は11時~21時 入場無料、8月28日まで。