中央区は10月1日より自転車シェアリングサービス「中央区コミュニティサイクル」を開始した。区内18カ所のサイクルポートで借用・返却が可能な公共レンタサイクルサービスとなる。
日本橋・京橋エリアではすでに東京スクエアガーデン前の「柳通り」など、8カ所にサイクルポートを開設。さらに順次数を増やしていく計画を進めている。
都内では他に千代田区、港区、江東区でもコミュニティーサイクルが既に開始され、全て「ドコモ・バイクシェア」が各区の指定を受けてサービスを運営している。現時点ではこれらのコミュニティーサイクル間でのサービス相互乗り入れは行っておらず、それぞれで閉じたサービスとなっている。同社担当の友谷浩之さんは「母体のドコモ自体がネットワークでビジネスをしている会社なので、サービス連携をなんとか実現したい。先行して区単位で開始してしまった経緯もあり、すぐには実現できないが相互乗り入れに向けて関係各所間の調整を続けている」と明かす。
個人向けと法人向けとで異なる価格体系となっており、個人向け利用プランは、お試し利用を想定した「1回会員」(最初の30分150円、以降30分100円)、旅行者や出張で訪れた人を想定した「1日パス」(当日23時59分まで乗り放題、1,500円)、住民や通勤者向けを想定する「月額会員」(月額基本料2,000円、毎回最初の30分無料、以降30分100円)の3タイプ。1日パス以外は会員登録が必要となる。会員証は専用ICカード発行のほか、パスモやスイカなどの交通系ICカード、「おサイフケータイ」を利用することもできる。
「 パスモやスイカを使っていただくのが主な利用方法になると予測している。まずは1回会員となって試していただき、便利さを実感してもらって月額会員になってもらえれば」と友谷さん。コレド室町1の地下1階には有人窓口も設置し、説明や問い合わせに対応する。営業時間は10時~21時30分。
登録・利用時間は24時間(一部サイクルポートは設置されている施設の営業時間などに準じる)。電話での問い合わせは中央区 コミュニティサイクル運営事務局(TEL 0120-04-3196)まで。