日本橋高島屋(中央区日本橋2)は6月2日より、エコ活動の一環としてウールスーツ・コートのリサイクルキャンペーンを展開している。
期間中、ウール60%以上の衣料を持ち込むと同店が無料で回収。リサイクル業者に渡され、主に断熱材・防音材などの自動車内装材などに再利用される。回収は高島屋以外で購入した衣料も対象となる。リサイクルへの協力者には「古布からうまれた軍手(M・L)」を配る。
2002年に紳士服のリサイクルを始めた高島屋。昨年からは婦人服を回収アイテムに加え、これまでに延べ2万人以上から13万着以上を回収した。
同店広報担当者によれば、衣類を持ち込むのは百貨店の主要顧客である50代以上の女性や退職後の男性が多いという。中には、家族の遺品(ウールスーツ)をゴミとして捨てられないため、有効に活用してほしいと持ち込むケースもあるという。
同キャンペーンは、日本橋高島屋以外にも全国の高島屋13店でも実施中。日本橋高島屋では、8階特設コーナーで受け付けている。営業時間は10時~20時。今月7日まで。