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日本橋で豆まき 老若男女が「福は内」

福を求めて手を伸ばす

福を求めて手を伸ばす

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日本橋の各神社で2月3日、「節分祭」が開催された。節分は、冬の節から春の節に移る立春前日に行う除災・招福の神事として親しまれ、全国各地の神社で豆まきが行われる。

特設ステージでは老若男女が升を片手に「鬼は外」

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 江戸時代には「富くじ」興行も数多く行われ、三富の一つとして数えられた堀留町の椙(すぎ)の森神社(中央区日本橋堀留町1)では、年男、年女約40人が大きな升を手に登場した。18時からの豆まきには、仕事帰りの会社員や家族連れなど約200人が詰め掛け境内はほぼ満員。それぞれ大きな紙袋やバッグを掲げて、福豆やお菓子に手を伸ばしていた。

 日本橋浜町の笠間稲荷(いなり)神社(中央区日本橋浜町2)では12時、14時、16時、19時の4回、豆まきが行われた。日本三大稲荷の一つ、茨城県笠間稲荷神社の東京別社として信仰を集めている同神社は、江戸時代末期に笠間藩主・牧野貞直が本社からの分霊を祭り、建立した。祭神は全ての食物をつかさどる宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。

 一般に、豆まきはその年に厄年となる年男、年女であることが多いが、同神社では年齢にかかわらず、家族の健康、商売繁盛を祈念したいという氏子は誰でも参加できる。特設のステージでは老若男女が升を片手に福豆やお菓子を勢いよくまき、近隣の主婦や子ども連れが「福」を求めて飛び付いていた。

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