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八重洲でおやじ頑張る 「おやじバンドフェス」決勝戦で11バンド熱い競演

ベストパフォーマンス賞に選ばれた「ANIMETAL G」

ベストパフォーマンス賞に選ばれた「ANIMETAL G」

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 八重洲のライブレストラン「ヒットスタジオ東京」(中央区日本橋3、TEL03 -5205-3800)で3月13日、「おやじバンドフェスティバル」グランプリ大会が行われた。主催はカラオケの第一興商(品川区)。

グランプリ大会に参加した11バンド61人、平均年齢46歳

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 会場となった「ヒットスタジオ東京」はカラオケ「ビッグエコー八重洲本店」の地下1階にあるライブハウス。店舗面積200平方メートル、席数100席の大型店舗で、普段はライブイベントやコンサート会場として使用されているという。

 コンテストへの参加条件はバンドの平均年齢が30歳以上であること。1バンド2曲演奏で楽曲はオリジナル、コピーを問わず音楽ジャンルも自由で、今回は29バンド157人がエントリーした。グランプリ大会には3回の予選会を勝ち抜いた実力派バンド11組61人が参加し、熱いバトルを繰り広げた。

 参加者の平均年齢は46歳。「今年で12回目だが年々パワーアップしている」と同社広報課の松下智さん。「平日は仕事に追われ、休日は家族サービスに忙殺される大人たちが、日頃のストレスを音楽にぶつけ、この日のために練習を重ねてきたのでは」と話す。

 グランプリに輝いたのは山川正弘さん率いる神奈川県出身のロックバンド「Melvis(メルビス)」。ヴァン・ヘイレンの「Hot for teacher」の壮絶ドラムとタッピングで始まったステージは自然にエルビス・プレスリーの楽曲に流れ移り、「Blue Suede Shose」と「Barning Love」をハードロックでカバー。骸骨マイク片手にリーゼントとナッソージャケットで決めたフロントマンが、ステージ狭しとツイストで踊りまくった。この日はちょうど1年前に他界した元メンバーの法要の最中で、仲間の一周忌に良い報告ができるよう全力で演奏したという。

 準グランプリは決勝出場者の中で唯一のアコースティックデュオの「山川こうたろうwith麺鉄音(めんてつおん)」。同じく神奈川のバンドで、スターダストレビューの「木蘭(もくれん)の涙」とオリジナル曲の「歩(AYUMI)」を披露した。バンド歴4年の九州人コンビのフォークバンドで、普段は川崎駅前の路上でライブ活動をしているという。

 そのほか、審査員特別賞やベストパフォーマンス賞など各賞が選ばれた。

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