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日本橋三越で「和久傳のあそびと仕事」展 京のおもてなしを食と文化で表現

丹後出身という和久傳おかみの桑村綾さんと、日本橋に駆け付けた工芸作家の皆さん

丹後出身という和久傳おかみの桑村綾さんと、日本橋に駆け付けた工芸作家の皆さん

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 日本橋三越本店(中央区日本橋室町1)本館5階の「ギャラリー ライフ マイニング」で4月14日から京都の料亭「和久傳(わくでん)のあそびと仕事」展が開かれている。

元首相で陶芸家としても活躍する細川護煕さんの作品

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 「日本の暮らし美、暮らし文化の深掘り」をテーマに、同ギャラリーの新年度第一弾企画となる同展。京都紫野「和久傳」のおもてなしの心を、料亭として培ってきた日本料理と同店を中心に集う染色家や陶芸家などの作品を通じて紹介する。

 「和久傳」創業の地・丹後に設立した食工房で、地元の食材で丁寧に作った「おもたせ」(思いを託す手土産の意味)の、れんこん菓子「西湖」(紙箱3本入り 810円~)や、和煮物「なごみ煮」の「ちりめん山椒」(648円~)、「福久梅鰯(いわし)」(1,404円~)などのほか、料亭の味が楽しめるレトルト新商品のだしシリーズ「和醤(わじょう)」も用意する。

 「和久傳のあそび」として、おもてなしに欠かせない和久傳の品々に加え、京都「染司よしおか」の植物染めしたテーブルファブリックやストール、元首相で陶芸家としても活躍する細川護煕さんによる花入れや書、骨董(こっとう)店「てっさい堂」による古伊万里などの豆皿やちょこなどもそろえるなど、和の工芸品も展示販売する。

 和久傳おかみの桑村綾さんは「三越さんから京の料亭の『おもてなしの心』を表現してほしいと頼まれたが『おもてなし』そのものが苦手で、手に余ることなので京都でご縁のある皆さんにお声掛けして助けていただいた。日本料理や和の工芸品を通し、私たちが受け継いで来た和の食と文化のすばらしさが伝われば」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時30分~19時30分。入場無料。5月10日まで。

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