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日本橋で「追悼 合田佐和子展」 日本のアートシーンをけん引した50年の軌跡

会場には、初期の作品から、油彩画、ポラロイド作品など約45点を展示

会場には、初期の作品から、油彩画、ポラロイド作品など約45点を展示

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 大伝馬町のコンテンポラリーアートギャラリー「みうらじろうギャラリー」(中央区日本橋大伝馬町2、TEL 03-6661-7687)で現在、「追悼 合田佐和子展」が開かれている。

美術評論家、瀧口修造さんに勧められて制作したという作品「ガラクタ・オブジェ」

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 今年2月に他界した美術家、合田佐和子さんは1940(昭和15)年高知生まれ。原体験が戦後の焼け跡ということもあり、子どものころからガラクタ集めが好きで、武蔵野美術学校在学中に美術評論家、瀧口修造さんに勧められて制作した作品「ガラクタ・オブジェ」で1965(45)年にデビューした。その後、油彩、写真、映像などに才能を発揮。並行して唐十郎主宰の劇団状況劇場・唐組、寺山修司主宰の天井桟敷の宣伝ポスター・舞台美術などを手掛け、マルチアーティストとして日本の美術界に大きな影響を与えてきた。

 会場には、初期のガラクタ作品から、油彩画、ポラロイド作品など約45点を展示。ネガ紛失のためプリントだけとなったバラの写真「Rose」、最後の油彩画「夏の日のナスターシャ」など貴重な作品も並ぶ。

同ギャラリーオープン時の展示が「合田佐和子展」だったと振り返るオーナーの三浦次郎さん。「3回目は追悼展となってしまったが、美術家合田佐和子をご存じの方もそうでない人も、60年代から日本のアートシーンをけん引してきた女性アーティストの創造の軌跡をあらためて記憶に残してほしい」と話す。

 6月26日にはイラストレーターで立体造形作家の横山宏さんと画家の大西信之さんによるクロージングギャラリートークも予定する。開催時間は16時~18時。参加費は1,000円(1ドリンク付き)。要予約。

 開廊時間は12時~19時。月曜・火曜休廊。入場無料。今月26日まで。

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