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八丁堀駅前にデザインホステル 築50年の古ビルをリノベーション

地階改札から地上交差点に出るとライトアップされた看板が目に飛び込む

地階改札から地上交差点に出るとライトアップされた看板が目に飛び込む

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 八丁堀に7月22日、ホステル「WISE OWL HOSTELS TOKYO(ワイズ オウル ホステル トウキョウ)」(中央区八丁堀3)がグランドオープンした。企画・運営は、シェアハウスやホテル・旅館の企画・運営を手掛けるシェアカンパニー(港区)。

木に囲まれ「快適に眠れるように」工夫したというドミトリー

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 同施設では、「フクロウのごとく賢く夜行性で、東京を夜まで遊び尽くす」をコンセプトに、海外からの旅行者をはじめ、多様な人々が集まり交流し、地域が盛り上がるような施設を目指すという。築50年の古ビルをリノベーションした同施設の延べ床面積は1階~6階合わせて1190.91平方メートル。客室は1階~5階の5フロアで 個室10室、ベッドのみ利用のドミトリー92ベッド。6階はサービスアパートメント1室のみ。全室にシモンズ製マットレスを導入。全館フリーWi-Fi完備。

 おかみに就任したのは、ユーラシアミミズクの「八(ハチ)」。レセプションエリアで「堂々たる風格」で宿泊客を出迎える。ジュンイノウエさんによる外観のウオールアートや内壁もフクロウの動きを表現している。

 1号店の開業場所を八丁堀に選んだのは、「東京駅から1駅、銀座や築地、日本橋に徒歩圏内でしかも八丁堀駅前に位置する抜群の立地に出合えたから」とマネージャーの前川佳美さん。「ホステルという宿泊施設だけでなく、併設するバーや居酒屋、カフェがマグネットとなり、『ホステルに気軽に遊びに来る』人たちが増えて、八丁堀の新しいシンボルになれたら」と意気込む。

 ドミトリーはベッド主体の設(しつら)えながら木で囲まれた「ぬくもりのある作り」とし、プライバシーにも配慮をするなど、一般的なカプセルホテルとは「一線を画す仕様」とした。USBジャック、電源用コンセント、読書灯、鍵付収納、靴箱などを完備。各フロア共同で、シャワー、トイレ、パウダールームが利用可能。

 6階はサービスアパートメント1室のみのフロアで、83.81平方メートルの2LDKに、キッチン、バーカウンター、120インチのスクリーンとプロジェクターなどを設備。

 地階は、サウンド&バー「HOWL(ハウル)」。「森の響き」をコンセプトに、霜田英麿さんによって音響設計された空間には、小松音響研究所の真空管アンプ、飛騨の木工会社オークビレッジ社の協力の下、ヨシ・ホリカワさんが設計したスピーカーを配するなど、「音」にこだわった空間づくりを施した。

 オープン翌日の7月23日には、メディアアーティスト真鍋大度さんらによる記念イベントを開催。今後も気鋭のアーティストなどを招いてイベントを開いていくという。

 1階には飲食2店舗が同時オープン。「WISE OWL CAFE(ワイズ・オウル・カフェ)」は、三軒茶屋のコーヒーロースター「OBSCURA COFFEE ROASTERS」(世田谷区)のコーヒー豆を使ったコーヒースタンド。「地酒・おでん・肴(さかな) フクロウ」は「出汁(だし)」をテーマに、全国の日本酒を提供する和食居酒屋で、ランチとディナーを提供する。

 1泊の宿泊料は、ベッドのみのドミトリー=3,600円~、個室=7,600円~。サービスアパートメントは月額60万円~。

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