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人形町の老舗カフェ「オムチャントーン」が営業再開 地元民交流の場復活

近隣の「おひとりさま」の独り飲みや夕餉(ゆうげ)の場として親しまれてきた同店

近隣の「おひとりさま」の独り飲みや夕餉(ゆうげ)の場として親しまれてきた同店

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 今年4月に閉店した人形町交差点近くのカフェ「OM CHAN TONE(オムチャントーン)」(中央区日本橋富沢町4)が営業を再開した。

店の外観や内装は以前のまま

 2009年4月の開店以来、近隣の「おひとりさま」の独り飲みや夕餉(ゆうげ)の場、子育てママの憩いの場などとして親しまれてきた同店。アーティストやクリエーターの交流と発表の拠点として数々の音楽ライブやワークショップ、映画上映会など文化イベントも積極的に開催してきた。

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 閉店後、夜の行き場を失った常連客から復活を望む声も多く、元店長でDJアーティストの「どいちゃん」こと土井高志さんが、地域の有志の協力のもとに再開に向けて準備を重ねてきた。新しい店名は「元OM CHAN TONE」。店名の「元」の意味は「元吉原」、江戸初期の大火までこの地域にあった「旧吉原」にちなむ。「旧オムチャントーン」創業者へのオマージュで、始まりの意味、原点という思いも込めたという。前オーナー池田さんは現在、海外のホテルで日本食のシェフとして活躍中。

 店の外観や内装は以前のままで、新たに酒専用の冷蔵ショーケースが入った。「6月初旬に保健所の許可が下りたのでシャッターを半分開けて、なんとなく営業を再開した。ビアサーバーや酒用の冷蔵庫など器材も徐々にそろい、常連客の勧めもあって6月25日にオープニングイベントを実施したが14坪の店内は、なじみの客でにぎわい本当にありがたかった」と土井さん。

「岩本町の名物カフェ『ワンドロップカフェ』も閉店し、近所で深夜営業している店が少なくなり残業帰りの会社員や飲食店従業員が閉店後くつろげる店がなくて困っているという話を聞き、営業時間帯も変更した。オムチャントーン開店当時、周囲は商店や問屋ばかりで休日や夜は人通りも少なく、吉野家やスターバックスが土日は休業していたのには驚いた。最近は飲食店や新築マンションも多く、夜間人口も増加しているようなので夜の利用客も増えるのでは」と期待を寄せる。

営業時間は、18時~翌2時。

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