日本橋人形町で10月29日、「ハッピーハロウィン2016」が開催された。主催は人形町商店街協同組合。
近隣のマンションに移転してきた新住民やファミリー層をターゲットに、家族で気軽に商店街めぐりが楽しめる企画として2008年にスタートした同イベント。今年で9回目の開催となり参加店舗も過去最大の50店を数えた。
チケットを購入して人形町商店街各店を巡り、スタンプを集めると「トリック・オア・トリート」の合言葉でお菓子やおもちゃがもらえる。地元の親子連れを中心に人気を集め、前売りと当日券を合わせて1000枚用意したチケットも完売。人形町のメーンストリートはマリオやピカチュウ、スターウォーズキャラクターのコスチュームに身を包んだ約1000組の家族連れで埋め尽くされた。
「チケットを前売りした『てんてん祭』も含めて、最近は地元小学校の高学年の児童がボランティアで商店街のイベントを手伝ってくれる」と運営実務を担当する同組合青年部「三水会」メンバーの一人、柴川健さん。「彼らが大人になっても、自分たちの地元イベントとして愛されるよう、育てていきたい」と話していた。
当日、人形町通りにはハロウイーンのフラッグが飾られ、黒づくめの魔女風コスチュームや、オレンジ、白、緑のハロウィンカラーをまとった子どもたちの姿でにぎわった。