JR東京駅八重洲北口の飲食ゾーン「北町ダイニング」(千代田区丸の内1)で1月8日、江戸の歴代12横綱をイメージしたメニューイベント「はっきよい!江戸の横綱めし」が始まった。運営は鉄道会館(中央区八重洲2)。
かつて遠山の金さんこと遠山左衛門尉景元(さえもんのじょうかげもと)など多くの町奉行が執務した北町奉行所の跡地近くに、2014年3月にオープンした同レストラン街。その史実にちなんで構内には同奉行所を模した「お白州場」が設けられ、顔出しパネルで自由に記念撮影もできる。今回は両国・国技館で同日から始まった大相撲初場所に合わせ、江戸時代に活躍した横綱12力士のエピソードにちなんだ創作料理をテナント各店が競作。
2メートル50センチを超える長身だったとされる伝説の初代横綱「明石志賀之助」を特大肉でイメージした「4本柱特盛り肉のプレート」(オールドステーション限定1日10食 3,542円)や、土俵入りの不知火(しらぬい)型の考案者と言われている11代横綱「不知火(しらぬい)光右衛門」の土俵入りを表現した「不知火の土俵入り黒酢の酢豚」(東京屋台 限定1日5食 959円)など、それぞれを食で表現したオリジナルメニュー12種類を提供する。
フェア期間中は、歴代横綱をはじめ江戸時代初期から幕末にかけて活躍した力士などが描かれたボードを展示するほか、各「横綱めし」注文客にはそれぞれモチーフとなった横綱を描いた特製「江戸の横綱カード」12種を先着でプレゼントする。「スタッフ全員で古い文献を調べ、江戸時代の12横綱の資料を可能な限り集めた」と同会館販売促進グループの高橋篤史さん。「12横綱の逸話をもとに各店長、料理長が腕を振るって特製メニューを考案しているので、ぜひ全12メニューを楽しんでほしい」とも。
営業時間は11時~23時(土曜・日曜・祝日は22時まで)。2月28日まで。