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日本橋で「手前みそ」作り講座 大豆の仕込みから発酵まで、半年かけて手作り体験

ご近所さんが集まり、和気あいあいと「手前みそ」作り

ご近所さんが集まり、和気あいあいと「手前みそ」作り

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 日本橋大伝馬町の共有キッチン「社員食堂ラボ」(中央区日本橋大伝馬町)で3月26日、「日本橋産みそ作りワークショップ」が行われる。主催は菌や発酵文化の研究を続ける「発酵ユニット」の「みそしるぼうやとあまざけむすめ」。

味噌玉をつくる

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 「作る、食べる、片付ける」をコンセプトに、参加者が「楽しい食卓をつくる」ことを通じて街の交流の場を生み出す会員制コミュニティーキッチンとして2011年7月にオープンした「社員食堂ラボ」。日本橋で働く人々のさまざまな食イベントにキッチンスペースを提供している。

 今回は同ユニットの村瀬峻史さんと松見咲子さんが、大豆を水につけて煮る作業から、発酵させ、みそとして完成するまでの「手前みそ作り」を指導する。参加者は2キロ分の仕込み材料を持ち帰り半年かけて自分のみそを作り上げる。

 「菌と発酵の持つ不思議な力に魅了され、発酵ユニットとして活動を続けている」という2人。これまでに武蔵小山、上野桜木の2カ所で「ご近所みそ作り」として同様のイベントを行い、日本橋は3回目の開催になるという。2月は「青山ファーマーズマーケット」で8種類の蔵のみそを味見してお気に入りを選びみそ汁を飲む食イベントを行った。

 松見さんは「菌は、いい環境を整えると勝手に働き、自分の役目が終わると次の菌にバトンタッチしていく。それぞれが無理なく自分の力を発揮した結果、良いものができ上がるという発酵の仕組みに共感する。人と人のつながりもそうありたい。自分自身もそう生きたいし、そういう環境を整えて周りの人も輝かせられたら」と話す。

 「昔は、近所同士で一緒にみそを仕込み、分け合ったりしていたと聞く。日本橋でもでき上がるまでの約半年間、みんなでコミュニケーションしながらみそと一緒に地域が発酵していき、完成したみそのお披露目会でも楽しめたら」とも。

 開催時間は17時30分~19時30分。参加費はみそ2キロ分につき3,000円(材料費、テイスティング代込み)。

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