日本橋-銀座間で3月24日~26日、東京都交通局が「さよなら都電7000形記念バス」運転を行う。
都電荒川線を走っていた7000形車両の完全引退を記念して行う同企画。1954(昭和29)年から63年間、都内各所を運行した都電7000型をラッピングで再現したバスを、かつての都電1系統(品川駅-上野駅)のうち銀座-日本橋間を約12分かけて10分間隔で運転する。
車両は黄色と緑色の2タイプ。車内ではバスガイドによるアナウンスや、電鈴(車内案内ベル)の再現、7000形の秘蔵写真やかつて使っていた切符など、昭和を追体験できる特別コンテンツを用意する。床板の木材と機械油の香りをイメージしたという「都電の香り」も再現する。
沿線となる日本橋の老舗店では、雑誌「Hanako」と共同開発した都電7000形メモリアルコラボ商品や復刻メニューを販売。「榮太郎総本舗」では「榮太樓飴&果汁飴」(680円、1日20個限定)、「千疋屋総本店」では「ハワイアンカヌー」(1000円、1日30食限定)などを用意する。