日本橋の江戸桜通り地下歩道周辺で5月20日・21日、小学生向け職業体験イベント「日本橋キッズタウン~わくわく!ワーク体験~」が開催された。主催は日本橋室町エリアマネジメント(日本橋室町2)。
職業体験をきっかけに、仕事だけでなく街の歴史や文化を知り、興味を持ってもらう目的で企画した同イベント。日本橋発祥とされる金融や郵便、集積する老舗や商業施設などの固有の歴史・文化を生かした、日本橋ならではの職育プログラムが提供された。
3回目となる今回は、銀行の窓口業務体験や株・投資を学ぶ金融講座、老舗や百貨店・商業施設の店舗での接客や製造販売、製薬会社の化学実験、福徳神社での神主体験や地方自治体アンテナショップでの観光PRなど合計33プログラムを用意した。
今回新たに、ホテル「マンダリン オリエンタル 東京」のペストリーシェフと行うケーキやクッキーのデコレーション体験や、日本橋の老舗すし店「矢の根寿司(すし)」での巻きずし作りなどのお手伝い体験をはじめとした5種類のプログラムを追加。2日間で延べ600人を超える小学生が参加した。
マンダリンの「ケーキデコレーション体験」に江東区から参加したという親子連れの母親は「子どもが菓子作りに興味があるようなので参加したが、参加費1,000円で、菓子作りのほかに家族そろってランチビュッフェも楽しめた。来年も参加したい」と笑顔を見せていた。
参加した小学生は体験後、「給与」として参加店舗で使用することができる仮想通貨「日本橋キッズ券」を受け取り、買い物を楽しんでいた。