バットマン風のコスチュームに身を包んで被災地支援を行う「BATTAMON(バッタモン)」が7月5日早朝、全国募金行脚の義援金を持って大分銀行東京支店(中央区日本橋2)に現れた。
日本橋から「平成28年熊本地震」の被災地、大分、熊本へ旅立ったのが3月3日。東海道を西に向かい、募金行脚を続けながら大阪、広島を経て九州入り。大分、熊本を巡り、さらに新潟、秋田を経て北海道、宮城、福島に立ち寄り、6月1日、東京にたどり着いたという。
バッタモンの「中の人」はプロミュージシャン、カーレーサーとして活動を続けながら代田橋でラーメン店を経営するジェイク稲垣さん。バットモービル風に改造した愛車1979年式ポンティアック・ファイアーバード・トランザムはどこへ行っても人の目を引いたという。「募金活動中、バットモービルの威力はすさまじく、車好きの方が募金を持って寄ってきてくれた。3カ月間、さまざまな出会いがあり、いろいろな方に助けられた」と稲垣さん。「いつ故障してもおかしくない38年前のポンティアックがベースだが、最初に安全祈願で立ち寄った葉山の『森戸神社』と、全国で待ち構えていてくれた整備工場やアメ車仲間のおかげで、全国6000キロの旅を無事に終えて日本橋に帰還することができた」と話す。
義援金は総額で30万525円。この日は出発時と同じくキャットウーマン風の「にゃんこウーマン」、ロビン風の「フビン」も寄付に同行。さらにバッタモン・ファンで自らアイアンマン風のコスチュームを身にまとった「アイランマン」もランボルギーニで駆け付けた。
「今後は『アイランマン』とともに熊本城の復興支援に的を絞って首都圏を中心に活動を続けていく」と稲垣さん。活動の様子はインスタグラム「conekuribattamon」とユーチューブ番組「コネクリバッタモン」で随時報告していくという。