日本橋南詰西側にある「日本橋由来記の碑」隣に7月23日、「日本橋観光案内所」(中央区日本橋1)がオープンした。運営は日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会と日本橋船着場利用者協議会(事務局:名橋「日本橋」保存会)。
国土交通省が管理する土地を同委員会らが借り受けて設置したもので、年々増加する訪日外国人旅行者を対象に日本橋エリア内の観光案内を多言語で対応する。コンシェルジェは7人で、400人以上の応募者の中から選ばれた。英語をはじめ、シフトによっては中国語、韓国語、ドイツ語、イタリア語にも対応する。
施設内は無料Wi-Fi環境を備えるほか、日本橋エリアの広域マップとクルーズのコースが分かる舟運マップ展示を行う。エリア内で多言語に対応している店舗も紹介。施設内のデジタルサイネージでは南詰東側の「日本橋船着場」を発着するクルーズ船の船運カレンダーなどを随時配信するほか、商品販売コーナーでは日本橋土産として、老舗や名店の商品を並べる。
運営受託会社「スパート」スタッフの山本史朗さんは「道のはじまり『日本橋』の観光案内所を東京観光の始点として活用していただければ。訪日外国人はもちろん、日本の観光客の方も気軽に立ち寄ってほしい」と来館を呼び掛ける。
営業時間は10時~17時。