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日本橋箱崎TCATが全館観光案内所に 「旅行博」や「アニメツーリズム」も

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 日本橋箱崎の「東京シティエアターミナル(TCAT)」(中央区日本橋箱崎町)が4月6日、ICT技術で案内システムを充実させ、新しい日本の旅を提案する「全館観光案内所」としてリニューアルオープンした。

「アニメツーリズム」ではアニメの聖地(設定舞台)を巡る旅を案内

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 羽田、成田空港へのリムジンバスの発着所として機能する同ターミナル。1972(昭和47)年の開業以来多くの観光客に利用されてきた。今回のリニューアルでは増加する訪日観光客に向け外国人案内スタッフを増強し最新のICTを導入。コンテンツ提供を中心にサービス充実を図る。手荷物預かりサービスや成田空港への手荷物即日配送サービスの取り扱いなどで利用者の利便性を向上し、館内には誰でも利用できる無料Wi-Fiや、タッチパネル式案内端末「フライトインフォメーションモニター」、同時通訳アプリケーションによるマルチ言語対応の観光案内などを用意する。

 2階中央には、国内各地のケーブルテレビ局とのコラボで、3台の4K80インチモニターで各地のライブ映像中継や観光素材を案内する常設の旅行博会場「毎日が旅行博」を開設し、訪日外国人観光客の目線で、日本の名所や穴場の観光スポットを紹介。さらに世界初となる、国内各地のアニメの聖地(有名シーンの舞台となった観光地)を紹介し、交通経路を案内する「アニメツーリズム」のコンテンツも提供する。

 「今回のリニューアルでは大幅な建物の改装をしているわけではないが、TCAT自体のコンセプトを『全館観光案内所』として再定義して、サービスと機能面を大きく変更した。特に『アニメツーリズム』は世界初のコンテンツ。訪日外国人観光客はもちろん、国内のアニメファンの方にも利用してほしい」と同社常務の渋谷代一郎さん。「イベントスペース『毎日が旅行博』は地方創生の一助として、全国の自治体に無料で開放しているので国内観光の情報発信拠点としてぜひ活用してほしい」とも。

 4月は「富士山・富士五湖」の観光地紹介イベント実施し、週替わりで富士吉田市などの観光団体が地酒試飲や観光クイズで富士山周辺の魅力を案内。5月は地元、日本橋人形町の各団体の協力で「日本橋人形町」の歴史と文化、観光スポットの紹介を予定する。

 開館時間は、1階外国人観光案内所=9時~17時、2階旅行博会場=10時~20時。

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