日本橋の老舗扇子店「伊場仙」7階(中央区日本橋小舟町4)で12月9日、婚活イベント「版画刷りで浮世絵年賀状つくり」が開催される。
刷り指導を担当する版画作家でイラストレーターの三原等さんの作品
婚活サイト大手のIBJ(新宿区)と日本橋経済新聞が運営する日本橋オトナ大学のコラボレーションとなる同企画。1590(天正18)年創業で江戸時代から続く浮世絵版元「伊場仙」を会場に、年賀状サイズの名作浮世絵の刷り体験に挑戦する。
刷り指導は版画作家でイラストレーターの三原等さん。挑戦する作品は葛飾北斎の 名所絵「富嶽三十六景」全46図の中から「神奈川沖波裏」や「凱風快晴(赤富士)」など人気の高いものを選ぶ。参加者はグループ単位で全ての浮世絵刷に挑戦する。
「江戸時代、日本橋周辺には浮世絵の版元が軒を並べ、絵師や彫師、刷り師が数多く住んでいた浮世絵の街」と三原さん。「版画刷は小学校以来という人も多いはず。簡単なので手軽に版画刷の楽しさを体感してほしい」と話す。
主催するIBJスタッフの椎名麻里さんは「江戸時代から続く唯一の浮世絵の老舗で、婚活と浮世絵体験と年賀状作りが同時に楽しめる欲張りな企画を楽しんでほしい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は14時~16時30分。参加費は男性(24~36歳)=6,900円、女性(21~32歳)=4,200 円。要事前予約。インターネット、LINE、メールで受け付ける。